布団クリーニングの利用を検討しているけど、どれを選べばよいのか悩んでしまう方も少なくありません。
布団クリーニングは、サービス内容を考慮した上で、用途を考えて選ぶというのがもっとも失敗しない選び方といえます。
このページでは、過去にクリーニング店で働いていた経験を持つ筆者が、実際に宅配クリーニングを11社利用して本当におすすめできる布団クリーニングを厳選してランキング化しました。
クリーニング業界で働いていた経験を活かして、料金、仕上がり品質、スピードを踏まえて布団クリーニングを用途別で紹介するため、あなたに合った布団クリーニングを選ぶことができます。
目次
布団を洗う頻度は半年から1年がベスト
一般的な布団は、半年〜1年に1回クリーニングに出すのが良いと言えます。
布団には目では確認しづらい汚れがたくさん付着しているため、見た目以上に汚れていることが多いです。
布団の主な汚れとして、汗、皮脂、頭皮のフケなどがあり、これらを餌にして繁殖するダニ、ダニの死骸、ダニの糞などが存在します。
汚れた布団で過ごすことで、ダニに刺さされて痒みや赤みなどの肌荒れが生じることや、寝ている間にダニの死骸やフンを吸い込むことで、アレルギー性鼻炎や喘息などといった身体的な悪影響をきたす可能性もあります。
汗や皮脂の蓄積、ダニの繁殖スピードなどを考慮すると半年〜1年程度のクリーニングがベストです。
布団クリーニングの選び方
1.料金、品質、スピードのバランスを重視して選ぶ
布団クリーニングを選ぶ際は、料金・品質・スピードを考慮して選ぶことで失敗する確率を大幅に軽減できます。
具体的には以下の3つを基準に考えることが大事です。
- 複数枚出すことで、料金の割引はあるか
- 肌への刺激を考慮してクリーニングをしているか
- クリーニングから戻ってくるまでのスピードは早いか
上記の3点を意識した上で、用途を考えていくというのがもっとも失敗しない選び方です。
2.布団の保管サービスは必要かどうか
保管サービスとは、クリーニング後に布団を預かってくれるサービスです。
冬用布団はかさばるため、保管スペースの確保できないという方におすすめのサービスです。
保管してくれる期間は最長6ヶ月〜12ヶ月と様々です。
布団クリーニングでは、保管サービスを行ってる業者は比較的少なめです。
そのため、クリーニング後に布団の保管もしたいという方は事前に保管サービスを行っている布団クリーニングに依頼するのが良いといえます。
3.布団のレンタルは必要かどうか
布団が1枚しかなく、クリーニングに出すと布団がなくなってしまうという方も少なくありません。
その際は、クリーニング中に代わりの布団をレンタルしてくれる布団クリーニング業者を選ぶのがおすすめです。
布団クリーニングとレンタルを併せて行っているクリーニングに出すことで、以下のようなメリットがあります。
- 布団のレンタル費用を抑えられる
- 布団クリーニング期間とレンタル期間を調整する必要がなくなる
万が一、布団のクリーニングにかかる日数が長引いてしまった場合、追加費用を払って布団のレンタル期間を延長しなくてはならないというリスクがあります。
クリーニングで提示される日数はあくまで目安となるため、上記のようなリスクや手間を考えるとレンタルサービスも一緒に行っている布団クリーニング業者を選ぶのが良いでしょう。
布団クリーニングおすすめランキング3選
1位. 料金・品質・スピード 3つのバランスがもっとも良い「ふとんリネット」
ふとんリネットのおすすめポイント
- 会員数35万人以上の人気宅配クリーニング
- 枚数・アイテムの組み合わせ自由
- 枚数が増えるほど安くなる
ふとんリネットは、会員数35万人(2019年5月時点)を超える人気宅配クリーニング業者が提供する布団のクリーニングサービスです。
ふとんリネットの最大の特徴は、クリーニングに出す枚数が増えるほど料金が安くなることです。
リネットの枚数割引
1枚:8,800円
2枚:11,800円(5,900円 / 1枚)
3枚:12,800円(4,267円 / 1枚)
4枚:14,800円(3,700円 / 1枚)
5枚以降:1枚につき 3,000円
※対象:掛け布団/敷き布団/こたつ布団/肌掛け布団/寝袋
複数枚数であれば、リネットのクリーニング料金は業界最安値といえます。
また、布団以外にも毛布、シーツ、枕、タオルケット、敷パットなど様々な寝具のクリーニングが可能です。
料金も比較的安く、1,000円〜4,000円程度です。
定番の寝具を一例として紹介します。
- 毛布(シングル・ダブル):2,990円※割引あり
- タオルケット:2,040円
- 枕カバー:870円
- シーツ(シングル・ダブル):1,220円
- 敷きパット(シングル・ダブル):2,990円
組み合わせで料金が割引になることもあるため、利用前はふとんリネットの公式サイトにある料金シュミレーションを利用するのが良いでしょう。
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ふとんリネットを利用したいと思っても、実際どんなサービスが行われているのか気になるという人も少なくありません。 長期間の ...
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2位. 肌に優しい個別洗い・レンタルにも対応「しももとクリーニング」
しももとクリーニングのおすすめポイント
- 完全個別洗い
- 無添加石鹸を使うため肌に優しい
- 布団レンタルサービスもあり
しももとクリーニングは、老舗の布団クリーニング専門店です。
しももとクリーニングは肌への刺激を考慮して合成洗剤は使わずにせっけんで洗うのが特徴です。
合成洗剤に含まれる環境ホルモンは、肌への刺激があるため肌の弱い子供やアトピー性皮膚炎を持つ方、化学物質過敏症の方は肌トラブルを引き起こしてしまう可能性があります。
これにより、肌トラブルのリスクを軽減することができます。
また、完全個別洗いとなるため、他人の布団と一緒に洗われるといった心配もありません。
さらに、クリーニングに出すと代わりの布団がなくなってしまうという方向けに布団のレンタルも行っています。
クリーニングとセットで利用できるため、比較的安い金額で借りることができます。
対応できる布団も多く、品質を重視したいという方におすすめのサービスです。
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3位. 保管するなら12ヶ月無料で預けられる「リナビス」
リナビスのおすすめポイント
- 無料で最長12ヶ月保管
- 汚れが取れやすい温水洗
- 布団に優しい自然乾燥
リナビスは、田舎のベテラン職人が生み出す高品質なクリーニングサービスです。
リナビスの最大の特徴は、保管期間12ヶ月無料ということです。
クリーニング料金に保管料12ヶ月分が含まれています。
そのため、保管を検討している方であればリナビスがおすすめです。
また、おせっかいサービスを売りにしており、手間ひまかけてクリーニングを行います。
例えば、温水で洗ったり、布団が傷みにくい自然乾燥を行ったりと効率を意識せずに布団とお客さんのことを第一に考えてクリーニングを行っています。
そのため、品質に関しても間違いないといえます。
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布団クリーニングの比較一覧
ふとんリネット | しももとクリーニング | リナビス | |
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おすすめな人 | コスパを重視したい方へ | 質にこだわりたい方へ レンタルを利用する方へ | 保管も利用したい方 |
サービスの特徴 | ・会員数35万人の人気宅配クリーニング ・枚数・アイテムの組み合わせ自由 ・枚数が増えるほど安くなる | ・完全個別洗い ・無添加石鹸を使うため肌に優しい ・布団レンタルサービスもあり | ・無料で最長12ヶ月保管 ・汚れが取れやすい温水洗 ・布団に優しい自然乾燥 |
料金 | 1枚:8,800円 2枚:11,800円(5,900円 / 1枚) 3枚:12,800円(4,267円 / 1枚) 4枚:14,800円(3,700円 / 1枚) | 1枚:8,800円 2枚:11,800円(5,900円 / 1枚) 3枚:13,800円(4,600円 / 1枚) | 掛け布団 1枚:8,800円 2枚:11,800円(5,900円 / 1枚) 3枚:12,900円(4,300円 / 1枚) 4枚:14,800円(3,700円 / 1枚)敷布団 1枚:9,300円 2枚:12,800円(6,400円 / 1枚) 3枚:14,400円(4,800円 / 1枚) 4枚:16,800円(4,200円 / 1枚) |
送料 | 実質無料 | 無料 | 無料 |
お届けまでの目安日数 | 最短10日でお届け | 工場着から1〜4日で発送 ※繁忙期(6月〜10月)1週間程度 | 約20日後からのお届け |
集荷方法 | ヤマト運輸 | 西濃運輸 | 佐川急便 |
集荷キットのサイズ | 縦70cm×横48cm×高37cm | 縦60×横100×高40cm | 縦65cm×横65cm×高30cm |
対応している布団サイズ | 制限なし(集荷キットに入るだけ) | 制限なし(集荷キットに入るだけ) | シングル・セミダブル・ダブル |
布団クリーニングの利用の流れ
布団クリーニングの利用は簡単で、Webに詳しくなくても利用できます。
細かい流れはクリーニング業者によって異なりますが、主に以下の流れとなります。
- Step1. Webで申込み
- Step2. 集荷キットもしくはダンボールに詰める
- Step3. クリーニング業者へ送る
- Step4. 見積もり
- Step5. お届け
利用するサービスが決まったら、サイト内のご利用ガイドなどを確認するのが良いでしょう。
布団クリーニングを利用する前に知っておきたい注意点
1.自分の布団が対応しているのか確認
布団クリーニングには取扱除外品が存在します。
布団クリーニング業者によって除外品は異なりますが、主に以下のような布団が対象となるケースが多いので注意が必要です。
- マットレス
- 本皮・ムートン素材
- ノンキルト(糸の縫い付けではなく接着剤でとめられている)
- 破れや穴がある
- 嘔吐・排泄物が付着している
除外品を確認せずにクリーニングに出してしまった場合、クリーニングはされずに返却されます。
その際に生じる返送料は自己負担になるケースがほとんどなので注意しましょう。
下記寝具は、洗浄せずに返却となります。
送付した布団類すべてが返却となった場合、1個口あたり別途送料3,000円(税抜)が発生しますので、お出しにならないようご注意ください。
※北海道、沖縄は1個口あたり4,000円(税抜)出典:ふとんリネット
なお、ご確認されずに取扱除外品をお送り頂いた場合は、ご連絡を差し上げた後、お客様へお品物をご返送致します。ご返送のお品物に関しましては別途送料(お客様負担)がかかりますのでご了承ください。
出典:リナビス 布団コース
このように布団の返送料は安くはないので、除外品に当てはまっていないかどうかは事前に確認しておくことが大事です。
2.洗える布団かどうかを洗濯表示で確認
布団クリーニングは、全ての布団に対応しているわけではありません。
洗えると思っている素材でも、洗濯表示タグにドライマークが付いていることや、全てバツが付いていることなどがあります。
そのような場合は、水洗いではなくドライクリーニングでの対応となってしまったり、クリーニングできずに返却ということになってしまうこともあります。
見方に不安がある場合は、布団クリーニング業者へ問い合わせるのが良いでしょう。
3.集荷キットに布団が入るのか確認
布団クリーニングを申し込んだ後に送付される集荷キットはサイズが決まっているため、クリーニングしたい布団の枚数が入らないということがあります。
そのため、大まかにクリーニングに出す布団のサイズを図っておくことをおすすめします。
多くの布団クリーニングでは、1つにまとまらなければ追加料金がかかってくることもあるため注意が必要です。
布団クリーニングのよくあるQ&A
Q1. コインランドリーと比べて料金は高い?
宅配型の布団クリーニングは、コインランドリーと比べると料金は割高です。
- コインランドリー:1,500円〜2,000円
- 宅配型の布団クリーニング:4,000円〜8,000円程度
コインランドリーで洗うことでクリーニングにかかる料金を抑えることができますが、手間がかかるのと失敗するリスクがあります。
宅配クリーニングの大手であるせんたく便が、布団を洗濯する際にコインランドリーかクリーニングかを調査した結果、クリーニングの方が多いことがわかりました。
出典:PR TIMES
クリーニングの手間をかけずに洗いたいという方であれば宅配型の布団クリーニングを利用するのが良いでしょう。
Q2. 布団を洗うと傷んだり、縮んだりする?
一度も洗ったことのない布団の場合、水洗いの性質上縮むことがあります。
また、多くの布団クリーニングでは合成洗剤を使っているため、わずかですが痛むこともあります。
少しでも布団への痛みを軽減したいのであれば、合成洗剤を使わずに石鹸洗いのしももとクリーニングの利用をおすすめします。
Q3. 布団と一緒に洋服も出せる?
布団と洋服をまとめて出すことはできない場合が多いです。
洋服と布団、両方のクリーニングを行っているところはありますが、基本的には別サイトで別注文となります。
しももとクリーニングは、洋服の取扱はありませんが、ふとんリネットとリナビスは別サイトでの申込みとなります。
ふとんリネット | しももとクリーニング | リナビス | |
---|---|---|---|
洋服 | リネット | 取扱なし | 洋服コース |